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2012/06/30

Can we, skysports, be star attractions like TDL or Panda?

普段から口も態度も性格も悪い私ですが、
一応40手前なお年頃並みの
思慮や分別もあるつもりですが、
やっぱり口から生まれ出た者の宿命か、
黙っていると具合が悪くなるので

「王様の耳はロバの耳!」

と毒を吐くことにする。


ハンググライダーは
「客寄せパンダ」になるのか?

約30年位前、
ハンググライダーがまだ新しかったときは
物珍しさも手伝って
「モノミ」の対象になり得たかもしれない。

30年経った今、
そんなに物珍しい真新しいものでもなくなって、
フツウに飛んでいても景色になじんでしまって
フツウの生活を送っている人には
見つけてもらえないのかもしれない。

エリアに、
いつでも見られる所に、
住んでいて本当にそう思う。

サッカーみたいに
誰もが知っているフェロモン満載な
スター選手がいたりするわけでもなく、
アクロバット飛行でもすれば別だけど、
背景になじんで飛んでる姿は
ぜひともこの目で観なくてはならないと思わせるような
一般人を惹き寄せる要素は少ないのかもしれない。

そもそも。

空を飛ぶことに
誰もが一度はあこがれるけど、
全ての人が自分で飛んでみたいなんて
本当は思っていない。
そして簡単に飛べるとも思っていなし
実際にボール一つでサッカーをするようには
「簡単に」飛ぶことなんてできない。

努力も時間も要る。
そして残念ながら金も要る。
その3つのハードルを
すべて簡単に飛び越えることができる人は
わりと少ない。

だけど。
それゆえに面白く、興味深く、
やりがいがあったりもする。
そしてそれゆえに
カッコウヨカッタリするのだ。

夫のするつぶれそうでつぶれない(つぶせない)
ハンググライダーのスクールを
素人の私が隣で観ていて
面白いなあって
思うのは、
ハンググライダーで空を飛びたい人の、
複数の高いハードルがあって
一見簡単にはクリアできそうもない挑戦について、
真摯に取り組む姿を間近に観られるのが
ホントウに興味深いからなのかもしれない。
そしてそれらの人たちと
いろいろな思惑と価値と目線が交錯するのだけれども、
ハンググライダーで空を飛ぶという
かなり風変りな行為、つまり、
普通の人とは違うカッコいい行為を通じて、
ちょっと難しいハードルを乗り越えたという
同じ感動と同じ時間を共有して、
共感できるから、
楽しいし嬉しいし、
「好きだ」と
思うのかもしれない。
だからこのスポーツに愛着がわき、
同じベクトルを向いている人に
愛着がわくのかもしれない。

でもそれはとてもニッチなことで。
広い理解と広い賛同を得るのはとても難しい。
皆が皆、難しいことをしたいと思っているのではない。
安心で簡単で安全でチープであることを
求めることはとっても普通のことなのだ。
でも私たちは基本的にこれらの対極にいる。
相手にしたい人たちは稀少で一般的ではない。

ゆえにこのスポーツをあせって広めたい人たちは
安易なイベントを企画したり、
安直な言葉や手法で勧誘したりして、
できるだけ大勢を集めようとする。
(私も学生サークル時代はそうだった)

しかしいろいろに取り繕った修飾語で
飾った言葉のメッキはカンタンに剥がれてしまって
本質を伝られない
浅くて陳腐で滑稽な宣伝文句に過ぎない。
カンタンに集めた人たちは
カンタンに離れてしまう。

本来難しい要素があることをきちんと伝えなくて
「カンタンダ、カンタンダ」
って言ってそそのかしていたら
不信感すら持たれてしまう。
難しいからこそ奥が深いことがあると
言ってはいけないのだろうか?
それがこのスポーツの魅力の一つであることを
正面から売りにすることは
してはいけないことなのだろうか?

存在を一般化するためにイベントをはっても
訴求ポイントがずれていれば
本当に知ってもらいたい人に集まってもらうことは
できない。

さらに。

その核、本命、本論がその企画の集客対象に対して
魅力がいまいちで
十分な「客寄せパンダ」と成り得ない際、
そしてその企画者に十分な企画力と分析力と
カリスマと人脈、地脈が揃わない場合、
集客のために別のもっと手っ取り早くて魅力的な
「目玉おまけ」を盛りだくさんに用意しなくてはならなくて、
することが増える分、
管理に対する手間も時間も気配りも膨大になる上、
必要となる金額も大きくなって、
時として「おまけ」が本命を喰ってしまったりするのだ。

そうしたらそれは何がニワトリで
何がタマゴなのかよくわからなくなって、
何がしたいのかよくわからない「お祭り」になって、
それこそ本末転倒となることを
企画者はよく理解していなければならない。
誰に何をどう訴求したいのか
よく考えなければならない。

目玉おまけが沢山あればある程、
余計な客寄せパンダが沢山必要な程、
メインに自信がないのだと勘ぐってしまう私は
やはり意地悪で性格が悪いのだ。

ユエニトウ。
イベントヤサンヨ
アナタハナニヲシタイノ?
ダレニナニヲツタエタイノ?

自己満足に過ぎない
自己表現に
沢山の人を巻き込むことについて
私は心からは賛同できない。

Dsc07415

この前、夕方、
園庭で遊んでいる保育園児たちが、
夕焼け色に染まるエリアの山をなんとなく見ていたら
パラグライダーが3機飛んでいるのを発見して、
この年頃なりの率直な感動を、
空飛ぶ事務のセンセイの私に、
大あわててまっすぐに、
私のいる事務室に伝えに来てくれた。
どうしてセンセイとべるの?
センセイとんでるの?
どうやったらとぶの?
オレもああやってとぶの?
と。
まっすぐな瞳でまっすぐに尋ねてくれた。

大げさで非日常的なイベントよりも
この感性を大事にしたいと
私は思う。
日常の中で発見した何気ない感動の延長上に
自分でもできるかもしれない、
自分も空を飛んでみたいと気づく者がいるはずだと。
それは30年前のこの地で子どもだった
私の夫にも重なる姿だったりもする。
ある日赤湯の白龍湖に近接の自宅の窓から見上げた空に
飛んでいたハンググライダーが
(それは郷田さんや原さんや藤田さんかもしれない)
その日、その子の目に映ったから、
今ここでハンググライダースクールをする
夫が在るのだ。

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コメント

ふむ、一理ありますが。
体験会やイベントで、本当はやってみたかったけど、敷居が高くてなかなか腰が上がらなかった人の腰を上げさせる事ができれば、意義はあると思います。
もう一つ、未来のフライヤーになる可能性もなくて、一度きりで終わったとしても、そのフライトが楽しく思い出に残るものであったら、少なくとも、スカイスポーツに対する理解は深まると思います。特にエリアの地元の人に理解してもらう事はエリアを存続させる上で重要だと思います。

投稿: すなまたかし | 2012/07/02 12:34

to すなまく~ん

すなまくんが言う通り、
体験会やイベントの全てを否定するわけではなく、
狙いと企画が優れていて
効果が上がるのであればそれは良いイベントだと思います。
だけど、そのためには企画者の企画力がすごく問われていて
余計な付属パンダに喰われるようなイベントだったり、
結局内輪盛り上がりだったりするようなイベントの
「ズレ」感が私にはナゾに思えます。

また、スカイスポーツへの理解について
タンデムフライトのような体験フライトに来る人々は
ジェットコースターのような遊園地的アトラクションを求めている人が多い気がして
ホントウに理解が深まったかどうかは
これもまたナゾな気がします。
そして地元の人が私たちを理解をしてもらうために一番大事なことは
事故無く迷惑をかけることなく普通に飛んで、
飛びに来た人たちが気持ちよく地元の人とご挨拶して
時として地元の習慣や生活、文化を大切にして尊重することではないかしら。
とても瑣末で忘れられがちなんだけど
普通に飛んで
基本のコミュニケーションを大事にする、
私たちのマナーが一番だと思います。
つまり田んぼチンしたり田んぼの畝をぶっこわしたりして
そのまんまにして放っておくなんてもってのほかだし、
骨折したり切ったりして病院かつぎ込まれてとか
落っこちて捜索隊が出たなんてことが続発して
危険イメージが先行してしまえば
どんなに素敵なイベントをして普及活動していても、
おじゃんだと。

お祭り騒ぎをしてもチラシや広告をみた一般の人がさほど来ず、
イベントを貼る側の人間の「お友達」が来るのがほとんどのイベントや
ハングやパラをちらりとも見ずに
フワフワザウルスに乗りに来た子どもたちを観ていると
果たしてそのイベントを地元の人が求めているのか
それともフワフワザウルスがメインだったのか
良くわからなくなります。

デモスカイパーティ、タノシカッタヨ。

*ザウルスはスカイパーティには来てないですよ

投稿: わかこ | 2012/07/03 14:35

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