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2011/12/18

she's stuck on him

若い同僚が
「ネックウォーマーって
どうやって手編みで作るといいですか?」
と聞いてきたので
「なんで?」
と聞くと、
「クリスマスに彼氏にマフラーを手編みで作ってほしいと
お願いされたけど、もう間に合わないから、
せめてネックウォーマーで勘弁してもらおうかな」
ってことだった。

「でも両端の絞りって手編みの場合どうするんだろうねえ?」
「簡単そうでいてじつは難しいのかしら」
なんて他愛もなくおしゃべりしながら、
聞いてきた当の本人が
「でも手編みって重いし、コワいですよねえ、
私、あんまり好きじゃないんです。
お願いされたからしょうがなくて~」
と、のろけつつも、
しかし、おそらくだれもが思っている
「ホントウノコト」を正直に口にした。
そんな同僚を私は人間的に大好きだなあと思う。

本当に、セーターに代表される
「手編み」アイテムは重苦しいと思う。
とくに、それが片思いだったり、
両想いでも別れてしまったりしたら、
どうしたらよいか途方もくれるアイテムなんだろうな。
捨てるときは恐ろしくて
人形供養とかお焚きあげとかにまぎれて法要してもらわないと
呪われてしまいそう。

新しいことをしようとして、
新しいことに「片想い」ですれ違ってしまうとき、
手編みのセーターに込められたような熱い想いは
実は厚かましい呪いみたいなもので
それを押し付けても
意中の人は面喰って逃げていくばかり。
一方的な独りよがりって
アピールされても困るに違いない。

だけど。
同僚の場合は
そもそも両想いだし、若い二人なんだし、
彼がくれって言うんだし、
手編みのノロケ(ノロイ)も初々しい甘酸っぱい良い経験なんだから
いいんじゃないの~、一生に一回くらい~
なんて、おばさんは思いますよ。

結婚して、子どももいて、アラフォーになると、
クリスマスにカレシ(ダンナ)に何をプレゼントしようとか、
どうやって好きな人に喜んでもらおうとか、
微塵も思わない惰性な毎日を送るようになってしまう。
それは少しさみしいような、切ないような。

昔聞いていた歌うたいの人のある曲に
「夢中で恋したころのときめきを
奪っているのはきっと倖せのReflection」
とあるんだけど、
30代になってしみじみそうだなと思ってしまう。
心を乱されることなく、空気のように/ような家族と
平穏無事に毎日を過ごすことは
とても幸せなことなんだろう、きっと。

Dsc05162

ところで。
手編みのセーターって重たいけど
手作りお弁当ってどうなんでしょうね?

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